これまでメールサーバーはqmailを使っていましたが、postfixが主流になりつつあるようなので勉強がてら入れ替えてみました。
入れ替える、と言ってもVineLinux3.2では標準でpostfixが入っているのでインストールは必要ありません。有効にするだけです。
# chkconfig postfix on
続いて設定。/etc/postfix/main.cfの編集をします。
以下のサイトを参考にさせていただきました。
http://www.miloweb.net/mail.html
http://hnw.dip.jp/server/postfix.html
これでqmailを止めてpostfixを起動すれば入れ替え完了。
念のため不正中継のテストもしておきます。
http://www.abuse.net/relay.html
もちろんテストは無事通過。
ちなみに、postfixを起動するときに
sendmail: fatal: please use fastforward/newaliases instead
というエラーが出ます。
これはqmailをインストールした際、「/usr/sbin/sendmail」を「/usr/sbin/sendmail.bak」にリネームし、新たに「/var/qmail/bin/sendmail」へのシンボリックリンクとして「/usr/sbin/sendmail」を作っていることが原因です。というわけで、sendmail.bakをsendmailに戻してやれば解決します。
続いてpopサーバーを用意します。今回はqpopperを使いました。
例によってapt-getでインストールします。
# apt-get install qpopper
その後の設定はこちらのサイトを参考にさせていただきました。
http://www.miloweb.net/qpopperapop.html
これですべて完了。。。と思ったんですが、メールクライアントからpopサーバーへのアクセスができない。特に間違ってないと思うんだけど、おかしいな。。。
しばらく悩みましたが、原因は/etc/hosts.allowにありました。
ウェブ上のいくつかのページを見たんですが、
pop: 許可したいIP
とか
pop3: 許可したいIP
などのように設定しろ、と書いてあります。
が、この通りに書いてもNG。
ようやく見つけた正解は以下でした。
in.qpopper: 許可したいIP
こちらのサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
http://shikichi.ddo.jp/qpopper_set.html
以上で入れ替え完了。意外とすんなりいけました。
以前はqmailをソースから入れていたんですが、それに比べると圧倒的に楽でした。
あとせっかくpostfixにしたのでバーチャルホストも使ってみました。
http://www.miloweb.net/postfix_virtualhost.html
すごく簡単です。確かqmailだと面倒だった記憶があるので、バーチャルホストを使いたい人にはオススメです。
◆追記
postfixではメールの振り分けなどでPerl正規表現も使えるようです。
その場合は、
# apt-get install postfix-pcre
でPostfix PCRE サポートのモジュールをインストールします。
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