なぜ、「購入 VS 賃貸」 という比較がナンセンスなのか?
タイトルに釣られて読んでしまいました。
話が論理的に展開されて、読んでいて気持ちがいいです。
そして最後に
新築価格が 4000万円のマンションを 35年ローンで買ってもいいのは、
ローン完済時に 5214万円以上で売却することが期待できる場合に限られる。
と、具体的な数字でトドメをさされる。
「おお~、そ、そうだったのか!」と、目からウロコ状態。。。
なんですが、我に返って冷静に考えてみるといろいろ疑問がわいてきます。
まず最初に「35年後のマンション価格なんて分かるわけないだろ」という点。35年後というと2043年です。そのとき自分は65歳ですが、どんな時代になっているのか想像もつかないです。
それに人間には感情ってもんがあるので、不動産を完全に投資対象として見るのはなかなか難しいと思われます。誰だって「広い家に住みたい」とか「オープンキッチンがいい」とか、普通の人は不動産を感情的になって見るわけで、数字として見るのは厳しいと思います。
あと日本人は農耕民族だから、土地への執着が強いです。これは2000年かけてDNAにすり込まれているので、土地至上主義はこの先もずっとなくならないと思います。
そんなことを含めて考えると、やっぱり「ケース・バイ・ケースあるいは価値観の問題」という結論に行き着くんじゃないでしょうか。
でもだからといってこのエントリが役に立たないと言っているわけではなく、不動産の購入にはそれだけのリスクが伴うものだ、ということを教えてくれている点では非常に有効だと思います。
・・・普段は不動産のことなんてほとんど気にもとめないんですけどね。それだけこの記事がおもしろいんだと思います。
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