2006年3月29日水曜日

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

会社の同僚に勧められて読みました。司馬遼太郎以外の本、特にIT系の本を読むのはすごく久しぶりなのでなかなか新鮮な感じです。
いきなりですけど本書の結論としては
「これから先、ネットによって社会はまだまだ変わってゆく。パラダイムシフトが必要だ!」
というところへいきつく。
で、その結論にたどりつくまでの過程がおもしろくて勉強になります。まずオープンソースプロジェクトとかGoogleやAmazonに代表されるサービスを通して現在のネット社会を分析。そしてそこから未来のネット社会の姿を予想し、その未来に対処するための心構えを示唆してくれます。
あと、作中に頻出する『あちら側』『こちら側』という表現はおもしろいし、使えそう。IT業界用語として定着しそうな気がしました。
この本を読んだおかげで、今後のウェブがもたらす変化した社会について、漠然とですが心構えが身についたような感じです。その心構えは今すぐに効果として現れることはないと思うけど、今後何年・十何年かけてジワジワとボディブローみたいに効いてくるような予感がします。
新書なので読みやすく、ボリュームもちょうど良い。とりあえず読んでおいて損は無い一冊だと思います。

2 件のコメント:

  1. 『ウェブ進化論』(梅田望夫著)@素直に波に乗ってハッピー。

    久しぶりのヒット本に当たりました。知的興奮状態。
    『ウェブ進化論』(梅田望夫著)
    ※本書は「スパルタ読書塾」(→記事はこちらでご紹介し...

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  2. 「ウェブ進化論」を読んで−技術革新に伴う破壊的変化を鋭く解説する傑作

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